さよなら、ストレイシープ

"どうか君よ 穢れないであれ"

 

SoundCloud

soundcloud.com

 

【歌詞】

遠く遠く逃げていくような
暗がりを睨みつけて
朽ちていった身体とともに
想い出も崩れてゆく

誰もみな眠る夜更けに
僕はただ一人旅に出る
残される君にとっては
足枷になるだけだから
さよならだけが僕の背を
ぽつりまたぽつりつけてくる
悲しくなんてならぬように
今日もあてどなく彷徨う

一息ごと
何かが消えていく感覚
浮かび上がる
あの日の旋律

君が見せたあの泣いた顔が
なぜか胸の奥突き刺さって
自分のことも分からないまま
僕はうずくまり泣きじゃくった
いつも同じ端正な顔を
まるでしわくちゃの紙みたいにしている君を見ているだけで
僕は何一つできなかった

突き刺すような寒空も
暖かな午後の太陽も
みんな僕を通り過ぎる
まるで何事も無いよう
ぬるい温いこの温度が
君の体温を隠してゆく
耳元で叫び続ける
違和感は大きくなった

答え合わせ
間違い探しのゲームは
これで終わり
最後の鎮魂歌

どうか君よ 穢れないであれ
眩む炎天に祈る両手
遥かな先に想いを馳せて
吹いた風に揺れる花を見た
いつかきっとまた会えるだろう
何もかも消えた後の世界
手を伸ばすほど遠ざかるのに
何故か愛しくて堪らないな

どうか僕も穢れないであれ
声はまた空に吸い込まれて
最果ての色 探し求めた
僕はまだイマを噛みしめている
いつかきっとまた会えるだろう
何もかも消えた後の世界
手を伸ばすほど遠ざかるから
僕は愛しくて堪らなくて

ぐるりの空の輝きに祈りを
遥かなる星の言葉をただ聞かせてよ

どうか君よ 穢れないであれ
眩む炎天に霞む両手
救いの花は今目の前に
はらりはらりはらと堕ちてゆく
さよならも
消えていった

 

【コメント】

mAkinaさんとの合作シリーズであるところのmAkina'amの四曲目。堕ちていく歌です。